リモート演劇?やっぱり舞台は生物です!【第4話 2020.7.19】

「リモートワーク」

という体系が当たり前になりつつある現在。僕たちはオンラインで繋がっている事に改めて気付かされました。
繋がってるんです、何らかの形で。本当に凄い事です。僕が幼少の頃なんかは、テレビ電話など遠い未来のお話しというかフィクションの世界でした。
コロナという脅威にさらされて、使わざるを得なくなった機能が本当に沢山あります。

しかし、自分自身がその機能が使えなさすぎて、情けないやら恥ずかしいやらで、現在猛勉強中であります。
と、技術の進歩は素晴らしいのですが、劇団として、お客様に、ライブでお芝居を観ていただくことをずっとやってきたわけでして・・・。

舞台演劇をこれからどう見せていくのか、

という課題が目の前にあるわけですが、リモートで観ていただくとなると、これはもう舞台演劇ではありません。なので新しい観せ方を僕たちは考えていかなければいけません。密にならないようにお客様を入れての公演も始まりましたので、もう少ししたら今までのような舞台も出来るとは思いますが、体制は今まで通りというわけにはいかないのでしょうね。

色んな劇団が色んな形で始動し始めています。

銀河も色々な意見を取り入れたり参考にさせてだいたりして、早くお客様とお会い出来るように準備をしております。そんな中で興味が湧いたテーマが、心理学です。前々回、脚本の書き方に少し触れましたが、普段の生活の中でふと感じたことから興味が湧いてくるのですが、今回に関しては、フロイトの経験論とアドラーの目的論です。これなら面白いものが書けると、僕の中の何かが反応しました。物語まで漠然と考えることが出来たので、今はキャラクターを作り出しているところです。

ここまでくると、頭の中で考えていても、覚え切れないのでメモ書きをしていきます。
まず、箇条書きでいいので、書き出します。どんどんどんどんカラカラになるまで絞り出す作業をひたすら続けます。
同時に、事件なども考えて、前に言った「箱」に放り込んでいくのです。
この作業期間は理想的には3~6ヶ月程度ですかね。沢山絞り出して、ある程度入れ込んだら今度は整理していく作業です。
この頃になると僕自身、精神的に追い込まれていると思います。

書く作業の試練の始まりです。頭の中をフル回転させて、たっぷりと脳を使います。酷使します。長時間持たないので、途中に睡眠とか取りながら書いていくのです。物語にもよりますが、現代のお話ならセリフの落とし込みは2日もあれば書き上げてしまいます。なるべく速攻で書いてしまうのです。脚本を書くということはそういう作業の繰り返しなのです。

大変ですが、作品が出来上がったときの嬉しさはたまりません。
そして、その作品が上演できたときのなんとも言えない興奮は至極と言っても過言ではございません。

今回のお話しも長くなってきましたね。具体的はお話はまた次回に持ち越しますね。それでは今週も良い1週間でありますように。

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