食を考えると面白い?!
今回は、演劇からは大きく逸れたテーマですが、
食の楽しみ方を書いてみたいと思います。
特別な食べ物
皆さんは何か特別な日に食べるものって決まってたりしますか?
私のうちの食卓は、何かあればお肉が出てきます。
いつもより上質なお肉をいただきます。
ただ、美味しいのですが、歳とともに牛肉の脂がちょっと・・・。
という感じなのですが、
美味しいものを食べた時って、
結構テンションが上がったりしますよね?
美味しいものを食べると人は幸せを感じるのです。
食と演技
強引に演技に繋げますが、
僕の描いた作品「ブルーグレーの月」では、
劇中で塩パンを登場させました。
素朴な味の塩パン
味の記憶というものは、人の感情を
動かすのに物凄い効果を発揮します。
誰もが知っている味であれば尚更です。
ほとんど食べたことがない様なものだと、
どんな味かわからないので共感出来ません。
でも、誰もが知っている味であれば、
人はその味を思い出して感情を揺り動かされるのです。
同様に、何かしらの出来事もそうです。
実際に経験したことなら共感点が同じになり、
感動したり絶望を感じたり、
嬉しくなったり、涙が出たりと、
作者の策略にまんまと引っかかってしまうのです。
はい、私たちはそうやって本を描いております。
食べる楽しみ
そんな、共感していただけるポイントを発揮する味ですが、
美味しいものを食べている時の
至福の時間は楽しくて
仕方がありません。
たまに、食に興味のない方もいらっしゃいますが、
少しだけ食べる事を楽しんでみても良いんじゃないでしょうか?
味の違いを楽しんでみる
野菜の味ひとつとっても、
近くのスーパーで買ったトマトと、
うちの実家の方で売っているトマトでは
全然味が違うのです。
高いお金を出せばおいしいものが食べれたりするかもしれませんが、
そうではなく、食べ物ひとつひとつの味をしっかりと味わう
ということを楽しむと今まで知らなかった小さな幸せと出会えたりします。
いつも食べている物でも、どんな味だったんだろうかと改めて味わってみると、必ず何か見つかるんじゃないかと思います。
食の心
食は人の心を豊かにします。
ただ食べてお腹いっぱいになればいい、と何も考えずに食べるより、
これはどんな味をしているのかと楽しみながら食べる食卓に慣れば、
会話の内容も変わってくる事でしょう。
食の偉大さを感じながら
美味しいものや色んなものを食べて、
自分の中のどんな感情が動くのか、
改めて楽しんでみてください。
クリスマスにはフライドチキンを山ほど食べるのですが
あまり食べすぎると胸焼けを起こしてしまうので、
今年は少し控えめにしたいと思ってます。
それでは今回はこの辺りで終わりたいと思います。
皆様にとっての食卓が良き時間になります様に。