今日は伝えることについて書いていきたいと思います。
そもそも、人は生活していく上で人と接していかなければいけません。
その上で会話は必ず発生する行動となります。ということは、人は常日頃から伝える事を無意識にしているんです。
となると、演技で出来るはずなんですが・・・。出来て当たり前? いやいや、そう簡単には出来ないんですよね、これが。
では、何故出来ないのでしょうか?
簡単に言うと、自分じゃないからです。自分じゃないけど自分で演じるキャラクターで伝えていかなければいけないのです。
だってそれは、もう一つの自分だからです。
と言って、「ああ、なるほどね」と簡単にいくわけでもなく・・・。
だから役者は、それが出来るように稽古をしたり訓練をしたりするのです。
キャラクターになり切ることの難しさはやってみるとよくわかります。
皆さんは、なにかになり切ったことはありますか?思い出してください。
子供の頃、テレビアニメのヒーローや、お医者さんゴッコやママゴト、歌まね、色々やった記憶はありませんか? 色々ありますよね?
少なくともなにかになり切った事があると思います。
それが演技の基礎になります。なり切るのです。
スタニスラフスキー法では、そのなり切る演技法を教えています。
日本ではあまり馴染みがなく、そんなに聞きませんが、取り入れている俳優も多いはずです。
ハリウッドスターの中には、キャラクターになり切っているから、クランクアップして、なり切っている自分を元に戻すのに、精神科のカウンセリングを受けて元に戻す方も居ると聞きます。
そこまでやれば、本物ですよね。だから、セリフ一つ一つがしっかりと伝わるんです。
なぜならそれが本心、役者が作り出した本物だからです。
ちょっと怖い気もしますが、役作りというものはそういう事で、ただセリフをそれっぽく喋ったところで伝わりません。
心からそう思ってないからです。
伝える、と一言で言ってもすごく深い事がわかってきます。
日常でも同じことが言えますよね?本当に伝えたいことは真剣にやっているから必ず伝わるんです。
しっかりと考えていくことは、色んな面で面白いと思うんですよね。
僕は結構色々と新しいことをやりたくて、どんどん提案してやっていきます。
いつも進んでいるんです。
立ち止まっている時間なんて無いし、もったいなくて・・・。
だからいつも何かを考えて、伝えて行動するという思考になっています。
疲れる時もありますが、疲れたら休みます。滅多につかれませんがね。
というように、伝えることが全ての始まりなので、もしその辺りで立ち止まっている方は、一歩進んでみてください。